早いもので今年も残り2か月。11月になりましたね。
今回はちょっと毛色を変えて、作品展のご紹介。
豊穣の平面
平面に描かれた少女の横顔とカラフルな世界
ミュージシャンのASIAN KUNG-FU GENERATION、作家の森見登美彦
彼らの作品のジャケットを担当し、そのファーストインプレッションを担うのが、今回の主人公
中村 佑介さん
です。
そんな彼の展示会が
絶賛開催中です。その名も
中村佑介展 BEST of YUSUKE NAKAMURA
東京ドームシティ内にはタペストリーが
今回訪れたのは東京ドームシティ内ににあるギャラリーアーモ
東京ドームホテルが、水道橋界隈のランドマーク的な存在であるわけですが、その麓を目指して行くと、
ありました。こちらが入口
受付でチケット代を1,100円を支払い、
行きましょう!
ちなみに、この展示会は全面撮影OKということ。今回、みなさんにこの展示会紹介できるのも、主催者のご厚意によるものなのです。
まずはアジカン
展示はまず、中村さんがほとんどのジャケット画を担当するアジアンカンフージェネレーションのジャケットデザインからはじまります。
詩的なアジカンの作風とマッチするのでしょう。彼らのジャケットのほとんどを中村さんが担当しています。
江ノ電の各駅を楽曲化した超個性的アルバム。大仏、鶴岡八幡宮の鳥居に江の島。
アルバムの世界観が小さいジャケットの中で展開されていますね。
アルバムの中核となる曲 江の島エスカー
江の島の岩肌を貫き、一気に頂上まで駆け上がることのできるエスカー。個人的な話ですが、幼少期に乗りたくても親に乗せてもらえなかったほろ苦い想い出が笑
まぁ言ってしまえばただのエスカレーターなのですが、江の島と言う場所は、関東の人間にとって何らかの形で行ったことのある場所。
私のような家族との想い出、曲にあるように青春の記憶がある人もいるでしょう。
ジャケットでは気づきませんでしたが、こうした遊び心に気づけるのも今回の魅力かもしれません。よくよく見てみると、彼の作品には遊び心が散りばめられています。
トイレから地球儀、さらに恐竜まで。ジャケット群でも特に「カオス」な作品
会場内にはBGMとして、アジカンが流れ続けています。
アジカンだけじゃない
続いてのコーナーではアジカン以外のアーティストの紹介
かわいらしい月が印象的な、個人的に好きな作品の1つ
展示会の醍醐味と言えば、そこにある作品だけでなく、そこに詰まったストーリーとも存分に向き合えることですよね。
この展示会でも、来場者がより深いところで作品に触れられるように工夫がされています。
例えば
紙面は狭し、描けよ世界
続いては彼が担当した本の表紙たち
音楽界のアジカンのように、この世界でも中村さんの作品は愛されておりまして、特にこの方
冴えない大学生が、砂漠のオアシスを求めるがごとく、好意を寄せる乙女との結実を目指しながら、仲間たちと愉快に過ごしていく作品。華やかでない男子の青春も悪くないじゃないか、それよりも個性的な仲間たちとの学生生活もまた一つのオアシスなのではないか。
そんなことを感じさせてくれる作品が多く、
特にこちら。夜は短し歩けよ乙女。
実際にこの作品を私も読みましたが、このポスターに描かれている世界観そのままなんです。
えっ、
「ごちゃごちゃしていて良く分からない?」
本作はその印象どおりの作品であるかもしれません笑
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