前回はこちら
川の向こうは?
続いて、鬼怒川東岸地域のLRT工事の様子(21.11現在)をお届けします。
ここからはルートに沿って紹介します。時間順ではないので、さっそく日が暮れそうですが、ご心配いただかずに大丈夫です。
鬼怒川東岸地域には、学校施設や企業の工場が並んでいます。
言ってしまえば前回の市街地と対になるエリアで、この2地域を結ぶことがLRTの使命となります。さらに進んでいきますと・・・
こちらは前回の平石停留所でも紹介したトランジットセンターとなる予定の駅。地域交通の拠点として、LRTのほかバスターミナル、パークアンドライド用の駐車場、タクシー乗降場や待合室が整備されます。
イメージは、ハブ&スポーク。鉄道駅まで各々の交通手段で来た後、LRTに乗りあい、都市部まで移動するというもの。公共交通を効率的に使えるようになっています。
工業団地の中へ
そして、ここまできてついにヤツが姿を見せました。
この駅もまた見どころのある駅。上下線のホームが南北で別の場所に存在し、また以下のように2面2線で折り返しや通過待ちができるような構造になっています。
この眺めは開通後もほとんど変わらないでしょう。このあたりは、LRTで最も未来が想像しやすい区間かもしれません。
同スタジアムはJ2所属の栃木SCのホームグラウンドになっていて、LRTは土日の好楽輸送まで担おうとしているんですねぇ。これは利用客が期待できるのでは。
ラスト1/3
鬼怒川の両岸地域を結ぶ主要な道の1つ。LRT同様、宇都宮駅と芳賀町を結んでいます。
これはLRTの軌道工事。。。。と勘違いした水道工事の写真です←
道路脇が工事中ですが、LRT自体は道路中央を走る予定で、そのスペースを確保するための道路拡幅工事のようです。細長い空き地を見ると体が反応するのは職業病でございます。
以上、15㎞の宇都宮・芳賀町を結ぶ予定の宇都宮LRTの現状でありました。
執筆時点ではさらに工事が進み、軌道が見られる場所も増えているようです。建設費や自動運転が普及した際に障害になるなど、反対の声も大きいようですが、私は宇都宮市の自身の地域と向き合い、未来に向けて前例のない事業に着手した点はすごいなと感じています。
開業時は間違いなく注目エリアとなることでしょうから、そのビフォーの状態を楽しめるのは今の人の特権です。無事に成功し、他地域の先例となることを静かに楽しみにしております。
おしまい
コメント