霞む横川に降り立つ
本日は2021年3月21日。前日の天気予報ではツアーに参加する翌日は大荒れ
それでも対策すればなんとかなる。そんな厳しいステージが用意され、余計に冒険心をくすぐられてしまったわたくしは予定どおり、彼の地に足を踏み入れたのでした。いざ横川
反対ホームには臨時列車のSLぐんまよこかわ号が。高崎・横川間を約1時間で結びます。廃線ウォークとの時間が調整されていて、両方を楽しめるようなダイヤとなっています。ナイス
機関車を含めた堂々の8両編成私のカメラでは収めきれませんでした笑
高崎側にはEF64。終点駅となった横川しか知らない私にとって、往年近い峠の拠点らしい雰囲気を感じられて嬉しですねぇ。東京方に機関車がついてる当たりも素晴らしい。
ファンやファミリー、ハイカーで賑やか。駅はちょっとしたお祭りの様相です。
11:10 鉄道文化むらからトロッコ列車に乗車
駅から徒歩3分、入場ゲートから徒歩1分でトロッコ列車のぶんかむら駅に到着。鉄道文化むらの入園料500円と片道乗車券900円を払い、峠の湯を目指します。
本来、ツアー自体は、横川駅近くの安中市観光協会の事務所から始まりますが、代わりにトロッコ列車で峠の湯に向かい途中から合流するという選択も可能です。以前、峠の湯までは歩いたことがあるので、今回は、初めてのトロッコを採用することにしました。
▼乗車中の様子はこちら
良い時代になったもので、Youtubeには横軽が現役だった頃の前面展望が結構転がっています。当時の速度感や時代による風景の変化なんかは、比較していただくとオモシロイかと思います。
11:30 とうげのゆ駅着
徒歩組より30分早く峠の湯へ到着です。現在地はここ
皆さんいらっしゃるまで、峠の湯周辺を散策してみます。ここには
右手へ向かうのが、これから歩く新線下り線の軽井沢方面
左手はとうげのゆ駅方面、また旧線の軽井沢方面でもあり、熊の平までアプトの道として整備されています。
新線は、旧線より勾配を緩やかにできるよう、旧線の北側をやや迂回するルートをとります。
これは技術の進歩で、トンネルを整備し、地形に沿わないルートも可能になったためでしょう。旧線が現役だった頃に、ちょうどこの分岐地点で撮られた貴重な映像がありましたので参考に。
とはいえ、勾配を注意してみてみると
えげつない勾配
画面奥、カーブする手前で勾配が緩くなっていますが、ちょうどそのあたりが66.7‰の始終点でありました。さらに線路に近づいてみましょう。
思わぬところで出会う現役の面影が、廃線探索の醍醐味です。
峠を見守るEF63
横軽のシンボルであるロクサン。文化むらをはじめ、各所に保存されているわけですが、こんなところにも。
峠の湯南側にある私有地にて、ポツンと佇んでおりました。引退から塗装されずに来ているのでしょうか。
12:00 徒歩組と合流 昼食
30分はあっという間に過ぎまして、峠の湯へ戻ります。
と、ちょうど徒歩組の皆さんが到着されました。コロナ禍で、久しぶりの大所帯でのツアーです。アウトドア人気はコロナでも健在です。
「峠の」釜めしと言っても、私はこれまで自宅やSAで食べたことしかなかったのですが、それを当時のように「峠で」食べられるとは。なかなか感慨深いものです。
13:10 そして出発のとき・・・
つづく!!
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