2023年3月21日 春分の日、WBCで村上君の劇的サヨナラ打の余韻に浸りつつ、先日開業したばかりの東急新横浜線へ向かいました。
日吉を出てからの新線区間は昼下がりの車内は8割近い乗車率。新線の好調な滑り出しを象徴するように、列車は真新しいトンネルを滑るように駆けていきます。
東急の新規開業路線
次駅、新綱島で下車。日吉方面を覗くと最新のトンネルが美しく、思わずパシャリ。最近では新線開業よりも、失われるものを求めてしまう筆者でしたがこればかりは興奮してしまいました。ホームの末端部には同業者も多く、界隈はしばらくお祭り状態ですね。
地下鉄駅のようにこざっぱりした駅前。東横線の綱島駅には歩いて3分程度の距離で、日吉方面へ向かう際は新旧どちらの綱島駅を使うか迷ってしまいますね。
綱島ラジウム温泉 東京園の跡地の再開発がなされています。かつて綱島が一大温泉地だった名残りを伝えていた同園も解体され、綱島街道沿いの風景、そして綱島の街の色も今後がらりと変わってゆくでしょう。
バスが直角に曲がる?職人芸光るバスターミナル
綱島駅へやってきました。コンパクトながら賑わいが詰まる高架駅。
急行が停車し、乗換のない駅としては東急線内で2番目に乗降客数が多くなっています。駅南端部を鶴見川が流れます。その改札前に広がるのがこちらです。
本日の主役 綱島駅バスターミナルです。その面白みは後程紹介するとしてまずはテンプレート的なご案内から。このバスターミナルが完成したのは東横線の高架化と同じく1963年(昭和38年)。東急バス、川崎鶴見臨港バスと横浜市営バスがひっきりなしに発着し、鶴見、新横浜、新城など鉄道では乗り換えが必要となる各方面を短絡しています。
どこか懐かしい雰囲気のあるターミナル内、どの路線も利用者が多く、地域の生活にバスが根付いているのでしょう。東急と言えば、街づくりのイメージが強いですが、こうした二次交通の充実に裏打ちされたものなのだと感じられますね。
このブログで繰り返し記述していますが、自分にとっての非日常が誰かにとっての日常なのだと感じます。
ターミナル前の通りはそれほど幅員のない一方通行。難しい左折ですが、どのバスも切り返すことなく一発でターミナルを飛び出していきます。職人芸と言えるのではないでしょうか。
今度は高架の外からターミナルを眺めてみましょう。
壮観ですねぇ。左手 綱島駅行きのバスが停車している位置で乗客を降ろしたバスが、右手側の高架下に収まり、次の発車を待つという運用がされております。
おおおおお!
発車後、直角に曲がってゆくバスたち。かなりの迫力です。
このような職人芸を可能にしているのは地上で交通整理をしてくださる方々の力も大きそうです。皆さん背広姿ですが、事務作業の傍らでの勤務なのでしょうか。皆さんの交通整理下で、バスは安心してバス停へ収まっていきます。
こうして綱島のバスターミナルが地域の足を支えているのです。
おしまい
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