前回はこちら
稚内から宗谷岬へ
セイコーマートで力を蓄えた後、宗谷岬をめざす。岬までは30㎞近くとそこそこ距離がそこそこあるためバスで向かうことにする。最北の駅とはいえ日本の最北の地へは、さらに北へ向かわねばならない。
今回乗車するのは、こちらも最北端のバス会社 宗谷バスの天北宗谷岬線だ。本路線は廃線となったJR天北線の代替路線である。時刻表などはリンク先を参考にしていただきたい。
右手に荒涼とした丘陵地帯、左手に白波が立つ宗谷海峡を眺めながらバスはゆっくりと進む。視界には淡い灰色というのか、色彩に欠く車窓が続く。これが最果て。そしてバスに揺られること50分・・・
日本最北の地 宗谷岬 北緯45度 東経141度
厳密言うならば(到達しうる)紛れもない日本最北端だ。
記念碑などが沢山建つが、ここまでの長い道程を経験した後だ。身を持ってここが日本の最果てであることを身を持って感じることができる。
晴れた日には、海の向こうに樺太(サハリン)を望むこともできるという。
先の大戦では、多くの日本人が居住していた南樺太にソ連軍が侵攻し、この海の向こうにまで迫っていた。島国日本でかような「国境」を感じられる数少ないスポットでもある。
江戸時代、蝦夷地探索を行い樺太が島であることを発見したことで、海峡にその名を残している間宮林蔵。防寒着もままならない当時の探索は想像を絶する。今は訪れることができない彼の地を眺め、何を想うのだろうか・・・
岬のお店たち
そんな宗谷岬の周辺にはいくつかの観光客向けの施設があり、
最北のおみやげ屋に、
最北の宿、
挙句、最北の食事処、その名も最北端
国境の緊張感などなんのその。どストレートなネーミングに和んでしまう。ちなみに印象的な名前に負けじ劣らず、お食事も美味しいとの噂。もずくラーメンが名物ということで次はしっかり食べてみようと思う。
宗谷岬を十分に満喫し、バスにて再び稚内市街へ戻る。
1時間ほどあれば主要な施設などは周ることができる。ただ、冬季は上記の食事処などは休業になってしまうので、荒天となった際にはお土産屋以外に逃げ場がないので要注意だ。
車線がなくなっている・・・
北海道ではこれが普通なのか笑
つづく
コメント