市ヶ谷水管橋を堪能 ~お堀を跨ぐ水の道~

市ヶ谷水管橋 関東

市ヶ谷にある水道橋

2020(令和3)年6月、TKPにお邪魔せねばならぬ用事があり、土日連日で市ヶ谷を訪れました。数年前にもご縁があり、何かとお世話になっていたのですが、今回初めてこちらの存在に気づいたのでありました。

市ヶ谷水管橋

水道管が露わになっとる

なかなかの奇景だが、前回は視界に入らず。感覚とは不思議なものである。

靖国通り(都道302号)と外堀通り(同405号)が交差する地点。
市ヶ谷駅前、お堀に架かる市ヶ谷橋に並行して架けられた市ヶ谷水管橋(すいかんきょう)です。

なぜこの場所に架けられたかというと「位置が安い環境」だから。パソコンで同橋を入力・変換すると出てきますので。すいません、それだけ書きたかっただけです←

市ヶ谷水管橋

1929(昭和4)年完成。幅4m、長さは約100mだ。

銀色の管がちょうど通り雨で濡れて、かっこよき光沢です。

当時の東京市水道局が、鉄道省(その後の国鉄)に設計を委託し、横河橋梁製作所(現 ㈱横河ブリッジ)が架橋しています。

昭和四年 株式會社横河橋梁製作所 制作

「昭和四年 株式會社横河橋梁製作所 制作」とある

一般的な水管橋は機能性を優先した無骨なデザインが多いのですが、こちらは駅前かつ交通の要衝、加えて視界の開けたお堀上に架かるということなんでしょうか。

おもちゃのようなかわいらいい景観に配慮したデザインとなっています。

市ヶ谷の超法規的名所と共に

市ヶ谷の釣り堀

この釣り堀で仕事をサボること夢見るサラリーマンも多いと聞く

これほど丁重に扱われる水道管も珍しい

名所から見上げてみる。青空に映える配色だ。

橋はJR総武・中央線も跨ぎ、市ヶ谷の南北に水を届けている。

市ヶ谷橋

市ヶ谷橋。上を靖国通りが走る。江戸期は坂の上に市ヶ谷門が設けられていた。

この石垣も江戸期からあるものでしょうか。この界隈を歩くと、相当の歴史物でも日常に埋没していて、東京は新陳代謝が凄いなと思わされます。

市ヶ谷橋から飯田橋方面を望む。

冒頭に記したように市ヶ谷にある水道橋。なんともややこしい。

市ヶ谷駅と外堀

立体的な景観に目が喜んでしまう。

アオサギさん?もうっとり

おしまい

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